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世界各国の消費税税率

消費税税率UPを国民が嫌がったり、政治家もなかなか増税と言いだせない実態(選挙対策で増税しないと公言してきましたね)は、誰もが分かっていることですが、日本の消費税税率が一律同等で、誰もが同じ税率を払わなければならないために、所得の低い人ほど増税を感じる仕組みだからです。

貧困であえぐ人も、年金暮らしのお年寄りも、大金持ちの社長も、消費税は一律にかかります。ただでさえ所得格差が激しい日本社会で、消費税が10%も15%も上がっていけば、大金持ちの社長なら全然平気ですが、年金暮らしのお年寄りや貧困にあえぐ人の生活はさらに困窮していきます。

それゆえに、先進国の大半は消費税税率をひとくくりにはしていません。食料品や生活必需品と、そうでない贅沢品とでは税率を分けて設定しています。
イギリスやアイルランド、メキシコ、オーストラリアなどは食品の消費税は0%(無税)です。

   
国および地域 消費税率 国および地域 消費税率
消費税率 食料品の消費税率 消費税率 食料品の消費税率
イギリス 17.5 0 フランス 19.6 5.5
イタリア 20.0 10 ドイツ 19.0 6
オランダ 19.0 6 アイルランド 21.0 0
ポルトガル 19.0 5 スペイン 16.0 7
スイス 7.6 2.4 ノルウェー 24.0 12
スウェーデン 25.0 12 デンマーク 25.0 25
オーストラリア 10.0 0 メキシコ 15.0 0

実は日本と違って、贅沢品と生活必需品の税率をきっちり分けている国の方が世界的にははるかに多いです (アメリカは消費税はなく、州ごとに小売売上税というのがあります)。

私は増税には大賛成です。所得の高い人から…という、誰からどれだけ増税しようかというのももちろん大切な論点ですが、上げる消費税は何に課す税であるのかをというのも大切な論点だと思います。
お酒や煙草にかかる税は別にあって、それはさらに増税していってかまわないと思います。ただ庶民の暮らしにとって苦しめられるような増税の仕方や仕組みは間違っていますよね。
それに、税収が40兆円もないのに100兆近い予算を組む政治家の手腕のなさも問題ですし、無駄づかいやら天下りやら無駄がとにかく多い。増税によって増えた税収をどう適正的に使用するかの方がはるかにだいじな論点です。

いくら増税したって結局は無駄づかいされるという国民の不安や不信が、世界の倖せランキングで日本が先進国のなかで下位の方に位置する理由に結びついているのだと思います。
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プロフィール
HN:
小助
年齢:
43
性別:
男性
誕生日:
1981/03/10
職業:
保育士
趣味:
考古学
自己紹介:
法学部法律学科を卒業後、小中高校生への学習指導講師を経て、幼少期からの夢の保育業界に転身し6年目。労務管理を得意とする異色の保育士として施設長経験も有り、現在は知識・技術・経験を活かし講師として労務と保育を説く。
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