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【ニュース】みんな有給休暇ってちゃんと、とれてる?(http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=922870&media_id=29)
オンライン旅行会社「エクスペディア」が実施した『有給休暇実態調査2009』によると、日本の「有給休暇取得率」は、仏、独、米、豪などの主要11カ国中、2年連続堂々の最下位。さらに「有給休暇をすべて取得した人の割合」の項目では、1位・イギリス(79%)はもちろん、ワースト2の10位・ニュージーランド(55%)にも大きく水をあけられ、最下位日本(8%)という切ない結果なんだそう…。 そういや、毎年某避妊具メーカーが行っている年間セックス回数ランキングでも、日本が最下位だった気が…。休暇モトラズ、性交モセズ…って。まぁ、お国柄もあるんでしょうけど、ストイックすぎやしませんか? ニッポン。
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考えられない…。

仕事が生き甲斐とはよく聞くが、私の場合仕事は、生きる手段であっても目的ではない。 目的は幸せの追求。人生をより豊かにするために、私生活も仕事も、バランスよく送っていかなければならない。

日本がそういった固い国であることはなんとなく分る気もするが、休みもなくセックスもしないなんて、ありえない…。

有給休暇の取得については、10位ニュージーランド55%についで、11位日本8%という寂しい結果が物語るように、有給休暇を結果的に取得していない。しかし、有給休暇をあえて取得していないのか?それとも取得できない状況なのか?という疑問がわきおこる。
有給休暇もだが、産前産後休暇・育児休暇も、実施している事業者はまだまだ少ないのが現状だが、取得できてもグローバルな競争社会ではあえて取得せずに働くという選択をする労働者も珍しくはない。また育休切りという問題も最近では話題となっており、事業者側からすればできた穴をどう埋めるかで大変な苦労があるし、休めば休むで復帰できるのかどうかも危うい現状があるなかで、労働者にとってみればおちおち休んでもいられない。
保育園で考えても、やはりこの問題は大きい。有給休暇を取得すれば必ずその人材の分の穴ができる。それを計算の上での収支予算を組んでおかなければ、当然人材不足などでしわ寄せが他の保育士や最終的には子どもへとのしかかってしまう。穴を埋めるのに、派遣で保育士を補充する場合もあるが、どうしてもコストは高くつくし、しかも相手が人(子ども)であるために人がころころとかわってしまうのは好ましくない。もし派遣でなくアルバイトやパートタイマーで補充する場合、帰ってきた保育士のために人材を削減しなければならず、補充したアルバイトやパートタイマーを切らなければならない。グローバルな競争社会ではないにしても、補充で雇ったアルバイトやパートタイマーが有能で、帰ってくる保育士が無能(御幣はあるが)という場合もあり、事業者側にとってみれば有能な人材を手放さなければならないというのも複雑な思いだろう。
この人でなければという適材適所の配置や、業務の役割分担、業務への責任感などが強ければ強いほど、その人が抜けてしまうのは痛い。そんな状況のなかで、有給休暇、産前産後休暇、育児休暇をしっかりと取得できる体制をつくっていかなければならない。ただ、日本以外の国々ではできていることであるならば、必ず解決策があるはず。これを解決しなければ、職員への支援はできないし、結果的に子育て支援にもならない。

(2009年8月8日)【穴山安治(小助)】

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プロフィール
HN:
小助
年齢:
43
性別:
男性
誕生日:
1981/03/10
職業:
保育士
趣味:
考古学
自己紹介:
法学部法律学科を卒業後、小中高校生への学習指導講師を経て、幼少期からの夢の保育業界に転身し6年目。労務管理を得意とする異色の保育士として施設長経験も有り、現在は知識・技術・経験を活かし講師として労務と保育を説く。
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