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【ニュース】男性専用車両がなぜ必要か?(独女通信)(http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=941229&media_id=71)
先日、電車の中でリュックを背負っている男性が両手を挙げているのを見かけた。 「電車に乗る時は必ず両手に手荷物を持つようにしている」というのは電車通勤をしている会社員の山本さん(46歳)。混んだ車内で手荷物を持っている男性がいれば、周りにいる乗客も迷惑をこうむる。それでも痴漢に間違われないための防御策だそうだ。 かつて「自分の身は自分で守る」は痴漢被害を回避するための女性の言葉だったのだが、今や痴漢行為の冤罪を回避するための男性の言葉にもなりつつある。

ところで映画「それでもボクはやってない」はご覧になっただろうか? 痴漢や性犯罪による冤罪被害を受けた男性の悲劇は、職を失い、高額な裁判費用で生活も追い詰められ、既婚者なら離婚や家庭崩壊に発展するかもしれない。 痴漢は世の中の一部の男性にすぎない。そういう卑劣な人間のために、多くの善良な男性たちも苦労をしているようだ。 「女性は肉体的に男性より弱いし、守ってあげなければならないとは思います。ただ、最近は女性に気を遣う場所が多くて男は疲れるんですよ」 前述の山本さんだが、女性社員の方が多い職場のため、彼女たちの機嫌を損ねないよう、男性社員はお菓子を差し入れたり、時々はランチをご馳走している。ところが、 「女性社員に髪型を褒めたらセクハラだと言われたんですよ。それからは容姿に関わることは褒め言葉でも絶対に口にしません」 職場でも電車の中でも女性に気を使い、家庭でも妻に気を使っていると山本さんは苦笑する。 今の日本には山本さんのような男性が多いのではないだろうか? 女性を優遇することで男性が疲れるような社会は決して男女平等とはいえないと思う。

女性専用車両ができたのは、痴漢被害や酔客による嫌がらせから女性を守るための対策だった。しかし、自分は守られる側の人間だから電車の中で化粧をしていいわけがない。 男性の目がないからミニスカートで股を開けて座っていいわけがない。 混み合う急行電車を避ける。比較的空いている普通電車を利用すれば被害を回避できる。そのためには、なるべく余裕を持って家を出るなど、女性たちも自分でできる痴漢被害防止は心がけるべきではないだろうか。 男性専用車両の設置についてはまだ検討中のようだが、懸念する男性からの声がある。 「作ってほしいけど、高速道路のトイレや公共施設のトイレ。混んでいるとおばさんたちは平気で男性トイレに入ってきますよね。男性はどんなに混んでいても女性トイレに入るようなことはしませんよ。男性専用車両もおばさんたちが乗ってくるのではないでしょうか?」 女性として耳の痛い話だが、どんな場所でも女性は女性が優遇されることに胡坐をかかず、男性への気づかいを忘れないように心がける。それが守られるべき立場にいる者の義務ではないだろうか?(オフィスエムツー/佐枝せつこ)
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痴漢は卑劣で絶対に許せないもの。 私も男性でありながら電車内で痴漢をされたことがある。気持ち悪いをとおり越す。場合によっては一生の精神的な傷となるだろう。痴漢を徹底的に根絶する手段を考えなければならない。 ただし、 ただ闇雲に女性専用車両などつくって女性を保護したところで最終的な解決にはいたらないし、男女差別の問題がかえって出てきてしまう。

痴漢を徹底的に根絶する手段と、男女平等・男女差別の問題は切り離して考えなければならない。

「女性は肉体的に男性より弱いし、守ってあげなければならないとは思います」「女性専用車両ができたのは、痴漢被害や酔客による嫌がらせから女性を守るための対策」といった言動や理由じたいがそもそも差別的で男女平等に反する。 平等とは?守ってあげなければならない(守られなければならない)という社会的弱者に身を置く(置かせる)ことがはたして男女平等といえるのか? 特に戦後は男尊女卑の考えが根づき、男性は外で働き、女性は家で家事・育児をするという考え方が一般化した。 現代にあって、社会進出していく女性も増え、世界的な流れもあって日本でも男女差別を撤廃しようという動きが増してきた。男女雇用機会均等法なども1つの例だ。 その動きのなかで、「女性差別だ!!」という主張により女性の地位を確立しようと懸命になってきた女性も多いだろうが、一方でそれを利用して男女差別だと騒ぎ、女性優位・女性優遇といういわゆる「逆差別」というかたちを得る女性も少なからずいたはずだ。女性専用車両などもその1つではないだろうか。男女平等であるならば、本来は優遇措置がとられるべきでないし、差別をなくそうという女性側からしてもここでこそ「差別だ!!」と主張しなければならないのではないか?優遇されたときはよしとし、冷遇されたときだけ男女差別を主張するというところに平等は感じられない。
差別と区別をどう線引きするかは非常に難しい問題。 例えば男女平等を主張し、トイレを男女共用にした企業もあったが、男性と女性の身体のつくりが異なることは紛れもない事実なわけで、一定の区別だけはしなければならない。でなければ当然のことながら「男女平等だから銭湯だって一緒にすべきだ」という馬鹿げた発想までうまれてくる。 男女平等(男女雇用機会均等)の理念は本来、 「男性だから…女性だから…といった固定観念をせず、男性も女性も何ごとにも同じように平等な機会が存在するもの」ということだ。

これは、障碍にも実は同じことが言える。
障碍者のなかには、平等に扱ってほしいという訴えをする人も少なくない。そういった方はハンデがあろうとそのなかで必死に頑張っている。 ところが、片方ではバリアフリーや介助を要求する方もいる。 バリアフリーも、考え方によっては完全な差別となるわけだ。 電車などで席を譲るといった心がけ・道徳心は人それぞれあっていいと思うが、あえて優先席というように席を固定化してしまうことは、ある意味差別だと受けとられても仕方がない。おそらく平等に扱ってほしいと思う障碍を抱える方にとっては、譲られていい気持ちはしないだろう。席を譲ろうとしたとき、お年寄りに「私はそんな歳ではありません!!」と怒鳴られてしまったこともあった。
日本では差別問題がまだまだつづきそうだ。

(2009年8月28日)【穴山安治(小助)】

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1981/03/10
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保育士
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自己紹介:
法学部法律学科を卒業後、小中高校生への学習指導講師を経て、幼少期からの夢の保育業界に転身し6年目。労務管理を得意とする異色の保育士として施設長経験も有り、現在は知識・技術・経験を活かし講師として労務と保育を説く。
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